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If I’m not the one/SEXY SENORITA

今回もどうも……
谷村奈南も、前作によってすっかり知名度を上げた。しかし、それに伴い、批判めいた言も出てきたようだ。例えば、それほどの歌手かといった声もあるらしい。だが、彼女の歌唱を聴く限り、充分なレヴェルはクリアしていると思える。また、彼女のセクシーさを色眼鏡で見る向きも絶えないようだ。しかし、これは私の一貫した「持論」だが、R&Bやラテンの女性シンガーは、セクシーでなければ決まらない。現在の人気歌手でその「基準」に達しているのは、倖田來未や彼女くらいではないか。本作は4枚目のシングル。これまでよりも、明らかにメイジャー感のある作りとなっている。こうした音楽ジャンルに詳しいわけではないのだが、1はバラード。2は、ラテン+レゲエ的なナンバーといっていいだろうか。3もバラードだが、1よりもR&B色が強い。前作は、彼女のこれまででの最高傑作だったと思う。しかし、今回は、またどうももう一つな感がある。2は「ジャングル・ダンス」ほどは乗れないし、この歌詞にも相変わらずなじめない。1と3は決して悪い曲ではないが、強く印象に残るともいえない。ただ、とにかく、できるだけオーソドックスな歌詞の方がいいということは再認識できる。繰り返しになるが、私は、R&Bやラテン系の女性シンガーに最も重要なのは、パワーとセクシーさだと思っている。その点では、いま最も期待できる歌手の一人が、間違いなく彼女である。しかし、本作でも、相変わらず、肝心の楽曲や音楽面に物足りなさが残る。今のR&B・ダンス系の楽曲・音楽には、類型化しやすい弱点がある。前述通り、歌詞やスタッフ・ワークも含めて、是非、最良ともいえる作品を彼女に提供して欲しい。彼女には、それに足る実力がある。また、再びいうが、R&B・ラテンの女性歌手は、セクシーなのがむしろ「王道」だ。作品がもう一つだと、彼女への誤った色眼鏡を増しかねない。その点を懸念している。





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